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オペラを観に行くときは

見てこんにちは。チムズミュージックのChiakiです。

さて、今回はオペラを観に行くときのコツをご紹介します。



それでは、早速みていきましょう。


●オペラの魅力とは?

オペラって難しそう、長そうだし、なんだかよくわからない…

と考えて、なかなか観に行く機会に出会えない方も多いのではないでしょうか。


オペラの魅力その1

ズバリ、オペラとは「社交の場」。


ドイツに住んでいた時にそのことを実感しました。

特にプルミエ(初日公演)にオペラを観に行くことが、劇場のある街の市長や、議員、地元の有力者などに、会うことができる機会となるのです。


そうでなくとも、オペラを観に行くということをきっかけに、友人や知人に会うというのは素敵ですよね。

演奏のことはなにもわからない、オペラの観劇ルールもさっぱり… だったとしても、そのことを話のネタにして盛り上がることができます。 アフターオペラといって、オペラ公演の後にディナーや、軽く飲みになんていうのも盛り上がります。


オペラの魅力その2

オペラは「総合芸術」。

総合芸術とはこれまたハードル高めですが、そんなことはありません。

オペラは、音楽、舞台美術、衣裳、演出がひとつとなっている総合芸術です。

要するに、一公演ですべての芸術を同時に観ることができる、お得な芸術鑑賞なのです。

それぞれの分野の芸術家たちが集まってオペラを作り上げています。


その中の肝となるのが歌です。オペラには必ず歌があります。

そして生オーケストラの演奏にのって歌手が歌い、演技を行います。

(公演によってはピアノやエレクトーンで行う場合もあります。)

歌手とオーケストラを束ねるのは指揮者です。


そして、演出家によって舞台が作り上げられていきます。

そこには光を操る照明スタッフやもいます。

歌手は役に合わせた衣裳を着て、ヘアメイクを施します。

舞台には大道具、小道具のスタッフがおり、演出のタイミングに合わせて舞台を転換させます。

つまりは、いろいろな分野の専門家たちの腕の見せ所ということです。


みなさん、もうお気づきですね。

いろいろな分野がかかわっているので、客層にはいろいろな人がいます。

オペラが好き、人気歌手の活躍を観たい、オーケストラ演奏が好き、美術に興味がある、衣裳デザイナーを目指している、初めてだけど観に来たなど、いろいろな人が集まる場所、それがオペラなのです。



●オペラを観に行くときにあらすじを読むべき?

さて、オペラを観に行くあらすじを理解している必要があるのでしょうか。

映画を観に行くときは、ストーリーを知らないほうが楽しめるときもありますね。

ネタバレを読んでいってしまったら、自身で見つけるはずの映画に隠されメッセージが観に行く前にわかってしまって残念なんてこともあります。


しかし、オペラはあらすじを読んでいくのがおススメです。

オペラは先ほども熱く語ったところですが「総合芸術」なのです。

これは一度に目に入ってくる、耳に入ってくる情報量が多いということになります。


最近は原語上演が主流ですので、たいていは外国語歌唱を聞きながら、日本語字幕を読むということになります。

これは、英語で、日本語字幕がつくことは映画鑑賞でも起こりますが、映画と違うところは、観る人の視点をフォーカスしてはくれないところです。


映画では、スクリーンに映る視点を絞ることで見やすく、そしてストーリーの重要な部分を伝えることができます。引きの画面になると、全体像がみえますが、それは監督が意図して全体を観客に把握させたいということなのです。


オペラは自分で誰が歌っているか、どこを観たいか決めることができます。

自由に観ていいのです!

しかし、それはとてつもなく膨大な情報処理能力が必要になります。

もちろん演出家はフォーカスしたい場面や、人が目立つように演出をつけています。

それでも、全部を一度に観る、すべてを把握することは困難です。

5回同じ公演を観て、それでも新しい気づきがある、それがオペラです。


ですから観に行く前に、オペラのあらすじを読んでいくとネタバレになってつまらなくなるのではなく、ストーリーがわかってこそ楽しめる。これがオペラです。


●オペラを観に行くときの服装は?

オペラって何着ていけばいいのかわからない。

これは悩みますよね。

基本はセミフォーマルでOK!大人の方はビジネススタイルで問題なしです。

一階席(パルケット)S席に座る場合は、セミフォーマル~フォーマルです。

特にプルミエ(初日公演)は男性ならスーツやタキシード、女性はロングドレス、着物などに相応するものがいいでしょう。

2階以上のA席の場合は、男性ならシャツにパンツ、ジャケット、女性はワンピースなど。

学生はジーンズなどで来る場合もありますが、当日振り分けられる学生券の場合、S席が運よく回ってくる場合もあります。その時に、どうでしょうか?周りはフォーマルで自分は学生だからジーンズにTシャツ、スニーカー…ちょっと場違いな感じになってしまいますね。

ですので、自分が心地よく観劇するためにも、学生のみなさんも男性はパンツにシャツ、革靴、女性はワンピースやパンプスに準ずる服を着ていくことをおススメします。


ちなみに、ドイツの劇場での観劇スタイルは、

S席はフォーマル。女性は肩を出さないスタイル。

A席以降は普段着に近いすこしおしゃれな服。

学生席はジーンズにスニーカーでした。

日本人の感覚では、ビジネススタイルでS席でOKという感覚です。

ただ、プルミエはイブニングドレスを着てくる女性もいるくらい日本よりも豪華かもしれません。



いかがでしたでしょうか。

敷居は高そうですが、慣れてくるとハマると抜け出せない人もいるほど!

魅惑のオペラタイムをご堪能ください♪


●オペラの魅力とは?

 その1「社交の場」

 その2「総合芸術」

●オペラを観に行くときにあらすじを読むべき?

●オペラを観に行くときの服装は?




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