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音大受験合格に必要なこと No.1

いつもチムズミュージックのブログをご覧くださりありがとうございます。

チムズミュージックの倉谷です。


さて、ここ最近よく質問を頂く「音大に入るために必要なことは何か」について、ご紹介していきたいともいます。

ここでは声楽科専攻で受験することを前提にお話しを進めていきますので、その他の楽器を専攻の方はそのことを承知の上でご覧くださいませ。


音大受験に必要なことは、


①声質が良い

②楽譜が読める・楽典ができる

③ソルフェージュ(聴音、視唱、新曲視唱)ができる ④ピアノが弾ける

⑤経済的に支援してくれる人がいる

この5つがそろっていることが重要です。

これが全てではありませんが、この5つの項目がある程度は達成できていないと難しいでしょう。


受験の方法にもよりますが、一般入試の場合は、入試要項にも詳しく書いてあると思いますが、以下の項目が一般的に行われます。


・主科の実技試験(歌唱試験)

・副科の実技試験(ピアノ実技)

・楽典(筆記試験)

・聴音

・視唱

・新曲視唱

・一般教科筆記試験(3教科、5教科など受験校によってさまざま)


また、音大受験をいつから志したのかにもよって変わってきます。

◇高校1年生で音大受験を志した場合、②、③、④は勉強を続けていけば間に合います。

◇高校2年生で音大受験を志した場合、②、③はなんとか間に合うが、④はギリギリか間に合わない可能性が高い。

◇高校3年生で音大受験を志した場合、②はなんとか間に合うが、③はギリギリ間に合うかどうか、④は間に合わない可能性が高い。


これは、あくまでも目安です。

受験生のやる気、音楽に注げる時間にもよって変わってきます。


5つの項目のうち、すべてが100%達成できなくても入学できる可能性はあります。

これはその年の受験生のレベルや、音大のレベルなどにもかかわってくるので、

毎年どのくらい達成できれば良いという答えはありません。

音大受験生は、100%を目指して努力できる気持ちも持ち合わせていることも重要です。


それでは、長くなりましたので、各項目の詳しい内容について、次のブログでご紹介していきます。


※ 今回ご紹介しているのはあくまで一般的な受験準備についてです。

  例外は多々あると思いますので、参考までにご覧ください。

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