喉ケアどうしてますか?

歌い手の命でもある声。その声をいつでも自由に出せるように、日々の喉ケアは欠かせません。皆さんは、喉ケアどうしてますか?

今回は喉ケアについて、チムズミュージック講師が実践している方法をご紹介します。


【喉ケアのポイント】

①水分をとる

②自分の限界を知る

③部屋の湿度

④よく食べて、よく寝る

⑤かかりつけ医をもつ


では、じっくり見ていきましょう♪


①水分をとる

歌を歌う時に水分をよくとるようにしています。水分というと種類が多いですが、具体的には水を飲みます。どのくらい飲むかというと、2時間の練習で700ml~1L くらいです。水は飲みすぎると血液が薄まってめまいを起こしたりもしますので、どのくらいが自分にとって適量化を知る必要があります。


また、コンディションによりますが、喉の乾燥が気になる時はスポーツドリンクを薄めたものにしたり、歌わなくてはいけない時に声がのらない、上がらない時にはコーラを飲んだりもします。歌う前に炭酸を飲むの?!と驚かれることもありますが、炭酸はあらかじめ抜いておくなど、工夫をしていますよ。


また、歌っていない時にも飲まないように気を付けている物は、カテキンの多い飲み物です。渋みが喉をイガイガさせます。代表的なところでいうと、緑茶やウーロン茶、紅茶です。たまに飲むときもありますが、飲んだ後は水を飲むようにもしています。


そして、牛乳や、ミルクを使ったカフェオレなどは歌う前には控えています。痰がからみやすく、気にしてしまうからです。


意外にも多くの歌手が飲んでいるのがコーヒー!コーヒーはカフェインを含んでいるので、やる気をサポートしてくれます。私たちはブラックコーヒーやエスプレッソを飲むことが多いですね。


皆さんも自分に合った飲み物を、探してみてください♪



②自分の限界を知る

人はどのくらい連続して歌い続けられると思いますか?

例えばカラオケの歌い放題コースにいったとして、夜通し歌ったら次の日声が枯れてでなくなってしまったということありますよね。そこでアルコールを飲みながら歌ったら気分がいいのはその時だけ、翌日からしばらく声が出ないなんてこともしばしば…


クラシックの声楽の発声で歌った場合、人にもよりますが、休憩なしで歌い続けて2時間超えると「ちょっと歌いすぎたかな」という感覚です。

2時間超えて歌うと、喉がやたらと鳴るようになってきて、調子がよくなってきた、なんだか今ならあの曲も、この曲も歌えそうなんて気持ちになってきたころには、喉はすでに黄色信号を通り越して赤信号になっています。この状態で翌日はなんだか声帯が重い、ガラガラになってしまったなんてことに?!


特に初学者の方(声楽を初めて6年くらいの方まで)は、練習時間を1時間までにするのがおススメです。

えっ?!1時間って全然練習が終わらないんだけども…と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。1時間の練習を毎日続けることが上達への近道です。

限界を超えて歌うと、翌日、その翌日も歌えないことがあります。歌の上達のためには、筋肉の動きを反復させて練習して、反射になるまで続けて、何度も良い発声で歌う必要があるのです。


この良い発声が重要ですが、初学者の方は発声が安定していません。喉に力を入れて歌っていたり、出ない高い音を無理に出そうとしたり、危険な発声を繰り返している可能性があります。誤った発声で長く練習をつづけると、誤った発声が身体に定着する「くせがつく」ようになります。そうすると、無理がたたって声帯炎症をおこしたり、ひどくなると結節やポリープに発展してしまいます。要するに声がでなくなるということです。


その為にも、チムズミュージックでは初学者の方には週1回のレッスンをおススメしています。それは悪い癖を早い段階で取り除くためです。そして、毎日1時間の練習なら、喉は回復する範囲なので、1時間は練習するようにとアドバイスを行っています。


ちなみに、オペラ歌手の稽古は一日8時間です。ドイツの歌劇場の練習は午前4時間、夜間4時間に分かれている場合がおおいですが、日本の現場では14-21時の連続での稽古が多いです。もともとオペラ1本演奏するのに3~4時間かかるものが多く、稽古にも時間がかかるためです。ということは、3時間は連続して歌えるようになってないとオペラに出られないの?!その通りです!発声が安定してくると長時間歌えるようになります。皆さんも焦らず発声を大切にしてくださいね!


③部屋の湿度

喉の為に部屋の湿度を上げておくことが大切だとおもって、加湿器をガンガンかけている方いませんか?加湿も大切ですが、湿度が重要です。

加湿器をかけっぱなしにしていたら大丈夫ということではないのです。喉が痛くなる時、シクシクしてきた、なんだか危ない、アレッおかしいなと思う時はいつも同じ湿度のゾーンにいます。

その湿度の数値を自分で見極めて、そこを避けるように、加湿器をかけたり、換気が必要になってきます。一体湿度何パーセントが自分にとって快適なのかを知ることが大切です。


また、ホテルなどに宿泊して、次の日演奏会に出演したりすることもありますが、こういう時に自分の喉に適切な湿度を知っておくと便利です。そして、部屋が乾燥してるからとりあえず加湿と思ってしまわないことです。加湿をしすぎると寝にくくなり、快適な睡眠が得られなければ、早く就寝しても声はガラガラになってしまうことも。神経質になりすぎないことも大切です。


④よく食べて、よく寝る

歌い手だし、見栄えも大切!明日はドレスが入らなくなってしまうかもしれないから、夜と朝はご飯を抜いて、すっきりみせたいな~!と思ってしまう方多いですよね。

たしかに見栄えも大切だとおもいますが、食べないとパワーがなくなって歌っている途中にエネルギー切れを起こします。


歌を歌う時に必要なことは、健康な声帯でよい声を出す、歌詞や音程に集中する、感情を表現する体力だとおもいます。集中力には食べ物が重要です。そして体力も食べていないと出ないのです。緊張の中人前で歌うということはとてつもない精神力が必要で、それを引き出すにはどの食べ物をどのタイミングで食べると自分にとっていいのかを自分で知っておくことも大切です。


ちなみに、オペラ歌手は一公演で一体何キロカロリー消費するのかというとある実験結果では、一公演で3000㎉消費するという結果もでるほど!全身で歌うのは体力が必要ということです。


そして、よく寝ることです。21時台に眠ると本当によく喉も身体も回復します。逆に0時過ぎて寝てしまうと、喉がなんだかバリバリになってしまうことも。特に本番の前日はいろいろ気持ちもバタバタしてしまいますが、一日ゆったりと余裕を持っていけるように早めに値付けるようなスケジュールにすることが大切です。


⑤かかりつけ医をもつ

いろいろケアをしてきたけれど、それでも喉の調子が悪くなる時があります。

まずは、耳鼻咽喉科のかかりつけ医をみつけましょう。

声楽家の喉をよく知る音声外科の診療を行っている先生にみてもらうことが大切です。

声が出ないなどの症状は、薬で回復することもありますが、ひどい症状になってしまうと、手術が必要になる場合もあります。

歌っていて声が出にくい、枯れてしまう、喉を傷めるなどの多くの原因は、発声の問題や、限界を超えての歌いすぎです。もちろん風邪での咽頭炎の場合もあります。

風邪の場合は予防に努めるということですが、発声が問題の場合は、今の歌い方では負担がかかりすぎていることが原因です。この原因を取り除かなければまたぶり返して声が出ないということにつながっていってしまいます。チムズミュージックでは、喉の負担を最小限にして自然に響く声に導いていきます。



いかがでしたでしょうか。人それぞれ自分流の喉ケア方法があるとおもいますが、喉ケアしているつもりなのに、頻繁に喉の調子が悪い時は、喉ケアを見直す時です。健康な声を維持し、いい歌を歌い続けていきましょう!



【喉ケアのポイント】

①水分をとる

②自分の限界を知る

③部屋の湿度

④よく食べて、よく寝る

⑤かかりつけ医をもつ




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